Works実績紹介

会津 長門屋練羊羹・塩羊羹 パッケージ

練羊羹・塩羊羹 パッケージ - 画像1
Client
会津 長門屋
Art director
稲葉晴彦
Package planner
荒木賢一朗

クライアントホームページ

【受賞・ロングセラー】会津若松の羊羹「朱の空」「碧の海」のパッケージ

東北経済産業局主催「おいしい東北パッケージデザイン展2018」にて優秀賞(東北経済産業局長賞)を受賞した、会津若松の老舗和菓子店・会津長門屋様の本煉羊羹「朱の空」と塩羊羹「碧の海」のオリジナルパッケージです。弊社のインハウスデザイナーがお客様と対話を重ねながらリニューアルを手がけ、2018年以降、宮城県仙台市の自社工場にて継続して製造を担当しています。

1. プロジェクトの背景とデザイン

嘉永元年(1848年)創業の会津長門屋様で、リニューアル前から長年親しまれてきた本煉羊羹と塩羊羹。伝統ある和菓子店の世界観を受け継ぎながら、それぞれの味わいや個性がより明確に伝わるパッケージを目指しました。対象企業とデザイナーが対話を重ねて商品をつくり上げる「おいしいを一緒につくるデザインコンペ」を通じて、当時の販売状況や課題を共有しながら、デザインを一新しています。本煉羊羹「朱の空」は、羊羹の断面に見られる赤紫から濃紫、茶へと移ろう色彩を、夕焼けの空に見立てて表現。塩羊羹「碧の海」は、南フランス産の塩を用いた爽やかな味わいを、澄んだ碧色に落とし込みました。余白を生かした縦組みの文字と、朱と碧の対照的な色面によって、和菓子の王道らしい端正さと、二つの商品それぞれの個性を両立させています。

2. 製造のポイント

パッケージプランナーとデザイナーが密に連携し、デザインの意図を損なうことなく量産できるよう、宮城県仙台市を拠点に、企画・設計から自社工場での製造まで一貫して行っています。棹物とミニ羊羹のサイズ展開でもブランドイメージが揃うよう、色面の比率や文字の見え方を調整しました。贈答品にふさわしい端正な佇まいを保ちながら、菓子の製造現場での組み立てや包装、店頭での取り扱いやすさにも配慮した仕様に仕上げています。

3. 評価とその後の展開

本リニューアルは、奇をてらうことなく羊羹の本質を正面から捉えた王道のデザインであること、長門屋様が培ってきた世界観を改めて可視化したことなどが評価され、優秀賞(東北経済産業局長賞)を受賞しました。2018年のリニューアル以降、両商品は現在も販売が続き、パッケージも継続して採用されています。受賞時だけの提案に終わらず、長く商品の価値を支える「顔」として、現在も弊社が製造を担っています。

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