Works実績紹介

三陸フィッシュペースト「旅するかまぼこ」商品開発・パッケージデザイン

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Client
三陸フィッシュペースト
Package planner
荒木賢一朗
Art director
稲葉晴彦
Illustrator
橋本さと子

クライアントホームページ

【商品開発・ブランディング】日本各地へ、そして宇宙へ。常温笹かまぼこ「旅するかまぼこ」

三陸フィッシュペースト様が手がける、常温保存可能な笹かまぼこ「旅するかまぼこ」の商品パッケージです。弊社は商品開発の初期段階からプロジェクトに参画し、常温で持ち運べるという商品の機能と、笹かまぼこの未来を広げていくブランドの夢を両立させるネーミング、パッケージデザイン、キャラクターの開発を担当しました。仙台・宮城の地場産品である笹かまぼこが、かわいらしいキャラクターとともに日本各地へ旅立ち、いつかは宇宙まで届いてほしい。そんな構想から生まれた商品は、現在では三陸フィッシュペースト様を代表するシリーズへと成長しています。2019年の発売後も新しい味や地域限定商品が加わり、ブランドの世界観は広がり続けています。

1. プロジェクトの背景とネーミング

「旅するかまぼこ」は、宮城の笹かまぼこを、冷蔵売り場や贈答需要だけにとどまらない商品へと広げることから始まりました。三陸フィッシュペースト様が開発した笹かまぼこは、保存料を使用せず、常温での長期保存と持ち運びを可能にした商品です。旅行中のおやつや気軽なお土産として扱いやすく、従来の冷蔵商品では届けにくかった地域や売り場にも展開できる機能を備えています。そこで弊社では、常温保存という機能を説明するだけでなく、商品そのものが人と一緒にさまざまな土地を巡っていく物語として、「旅するかまぼこ」という名称を考案しました。宮城から日本各地へ。日本から海外へ。そして、いつかは宇宙へ。手軽に持ち運べる商品の特長と、かまぼこの可能性を未来へ広げたいという三陸フィッシュペースト様の思いを、短く親しみやすい言葉に込めています。

2. パッケージデザインとキャラクター

パッケージは、子どもから大人まで誰もが安心して手に取りやすい、明るくフレンドリーな印象を目指しました。比較的手頃な価格帯の商品として、伝統的な水産加工品に見られる重厚さや高級感を強く打ち出すのではなく、鮮やかな色彩と丸みのある文字、親しみやすいイラストによって、日常のおやつや気軽なお土産としての楽しさを表現しています。パッケージの中心に描かれているのは、笹かまぼこをモチーフにした旅人の「トトちゃん」です。帽子をかぶり、かばんを下げて各地を旅する姿によって、「旅するかまぼこ」という商品名と物語を直感的に伝えています。トトちゃんは、味ごとに表情やポーズを変えながらシリーズ全体をつなぐ存在となり、現在では商品だけでなく、三陸フィッシュペースト様のイメージキャラクターとしても定着しています。

3. 主力商品へ成長したブランド展開

発売当初は、「もぐもぐプレーン」「うまうま牛タン」「すきすきチーズ」の3種類からスタートしました。常温で持ち運べる利便性、食べ切りやすいミニサイズ、気軽に選べる価格帯と親しみやすいデザインが支持され、現在も主力商品として販売されています。その後は、南三陸の「オクトパス君」や気仙沼の「ホヤぼーや」と連携した東北限定パッケージも誕生。地域のキャラクターや味を取り入れながら、「旅をする」というブランドの物語を拡張しています。さらに2025年には、商品を成層圏まで届ける「宇宙まで打ち上げようプロジェクト」が始動しました。商品開発時に思い描いた「いつか宇宙まで」という夢が、ブランドの新たな展開へとつながっています。常温保存という商品機能を起点に、ネーミング、キャラクター、パッケージデザインを一つの物語として構築し、その後の商品展開まで支えるブランドへと育った事例です。

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