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味の農園発泡性日本酒「月山物語」ラベルデザイン

発泡性日本酒「月山物語」ラベルデザイン - 画像1
発泡性日本酒「月山物語」ラベルデザイン - 画像2
Client
味の農園
Package planner
伊藤優海
Art director
稲葉晴彦

クライアントホームページ

【受賞】山形県産「雪若丸」で醸す発泡性日本酒「月山物語」のラベルデザイン

山形県酒田市の味の農園様が手がける、発泡性日本酒「月山物語」のオリジナルラベルです。山形県産のブランド米「雪若丸」を100%使用し、精米歩合55%で醸した、フルーティーな香りとキリッとした酸味、やさしい微発泡が特徴のスパークリング日本酒。弊社は、商品の軽やかな味わいと山形の自然を一目で感じられるよう、商品パッケージのデザインを担当しました。本商品は、令和4年度(第3回)山形のうまいもの「ファインフードコンテスト」において、アルコール部門の最優秀賞と、パッケージデザイン賞を受賞しています。

1. プロジェクトの背景とデザイン

「月山物語」が提案するのは、日本酒愛好家だけでなく、普段の食卓で気軽に楽しめる発泡性の食中酒です。和食だけでなく洋食にも合わせやすく、ワイングラスに注いで楽しめる軽やかな味わいを備えています。従来の日本酒が持つ重厚なイメージに寄せすぎず、爽やかな飲み口と現代の食卓になじむ親しみやすさを伝えながら、山形県産米から生まれた日本酒としての品格も損なわないことを目指しました。白を基調としたラベルには、月山の山並みや雪解け水の流れを思わせる、大胆な青の筆致を配置しました。「月」と「物語」の文字を余白の中に縦に配し、山形の自然が一本の酒へとつながっていく情景を、簡潔な構成で表現しています。

2. ラベルデザインのポイント

透明感のある青いボトルと白いラベル、鮮やかな青のグラフィックを一体として捉え、発泡性日本酒の清涼感が直感的に伝わる外観に仕上げました。商品名には筆文字の表情を残し、日本酒らしさを感じさせながらも、情報を詰め込みすぎず、広い余白と伸びやかな青のラインによって軽快さを演出しています。伝統的な酒の佇まいと、スパークリング日本酒としての新しさを両立させたデザインです。売り場やオンラインショップでも、青いボトルと象徴的な筆致によって商品を識別しやすく、料理とともに楽しむ場面を想像できるパッケージを目指しました。

3. 評価とその後の展開

令和4年度(第3回)山形のうまいもの「ファインフードコンテスト」では、商品の味わいや市場性が評価され、アルコール部門の最優秀賞を受賞。さらに、入賞商品の中でもパッケージデザインが特に優れた商品に贈られる「パッケージデザイン賞」にも選ばれました。審査では、発泡性日本酒の爽快な味わいと、青いボトルが持つ涼やかな印象が調和していること、日本酒ならではの芳醇さも同時に感じられることなどが評価されています。味覚上の特徴と視覚的な印象を一つの商品体験として結びつけた点が、第三者からも認められました。受賞後も「月山物語」は、味の農園様のオンラインショップで販売されています。山形県産米の新たな可能性と、日常の食卓で楽しむ日本酒という提案を、パッケージデザインによって分かりやすく伝えた事例です。

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